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うれしい ひな祀り!!

   自由な遊びの時間に事務の順子先生が捉えた一枚のスナップ・・・・
  
うれしい ひな祀り!!_c0206406_19564784.jpg

               女の子だけで飾ったお雛様の前で
                真剣に祈っている 三人・・・
            お行儀よく正座し楽しげにお話をつづけ深々とお辞儀を!      
     そうですよね・・・お雛様は子どもの健やかな成長を願って「祀る」のですものね・・・ 
                  
             「おひなさまを祀る」 にふさわしい姿です          
                 子どもは敏感に環境から感じ取って
               自分の経験から振舞うようになるのですね・・・
              お雛様の前では、どの子どもも正座で座って眺めたり
      お話を楽しんだり、わんぱくな男の子でさえ、なぜか姿勢を整えて通ってゆきます・・・



  この「雛人形(七段飾り)」が於かれている「木陰の広場(1F ピロティー)」は、お家でいう、『リビング』のような場所です。1月にはお正月の独楽や凧。獅子舞や独楽などなど、2月には節分の品々、3月にはお雛さま、4月には様々な春の草花、5月には端午の節句の人形やタペストリー、6月にはおたまじゃくしやザリガニの入ったタライ・・・などが置かれ子ども達の暮らしを彩ります。直ぐそばの、カウンター式キッチンでは、ママの森のお母様がたが、季節にちなんだお菓子やお料理の腕を振るって下さいます。目で・鼻で・手で・口で・耳で・・・5感を通して子どもは日本の文化、人としての文化を学んでいるのだと思います。
 
発達に応じたおひなさま製作・・・
 本日、それぞれの学年で作った雛人形を持ち帰りました。
 満3歳児は、色紙年少児の友だちに手伝ってもらいながら作ったお雛様。
 年少児は、千代紙で折って作ったお雛様と、ぼんぼりや桃の花も
 年中児は、わんぱく山の丸木や枝で作ったお雛様
 年長児は、和紙で作った流し雛

   その、保育のわけは・・・・
  
年齢や経験による、技術や巧緻性の違いだけではなく、それぞれの「こころの発達」に応じて、それぞれの「さながら」のお雛様作りが展開されます。
  年少児の作るのをみていて、「私も!ボクも!つくる」とこころを動かす満3歳児、本物の7段飾りをみて、ぼんぼりや花、道具類など視覚から関心を寄せて、作りたがる3歳児、「お雛様って、木で出来てるの?」と構造に興味を持って「私達も、木で作ろう!」と木で作る4歳児、「ねえ、どうして お雛様を飾るの?」と関係性や因果関係、ルーツを知りたがる知的好奇心が育っている5歳児の「流し雛」・・・。
 それぞれの 成長を実感しながら 成長を祷る「桃の節句」が出来ることはとても嬉しい雛祭りです。

 きっと、今夜はどのご家庭でも、子どものこころのこもったお雛様をお祀りして楽しいひな祀りの夜をすごしていることと思います・・・・明日、子どもたちに会うのがまたたのしみだなあ・・・。

 

by houtoku-kids | 2010-03-03 20:02 | こんにちは!きょうこです。

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