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“さくら”が咲きましたよ

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 4月1日(金)園舎の安全点検が終了いたしました。
 幸いなことに今回の震災でも、幼稚園の園舎にはまったく異常が見られませんでした。
あまりにも異常がないので、逆に心配になったほどです・・・。設計をしてくださった環境デザイン研究所の仙田満先生も仙田順子先生も建物のことばかりではなく、園や子ども達、私達の心配をしてくださり、仙田こうさん、浅井さんが駆けつけてくださり、園舎の点検をしてくださりました。また、施工会社の西松建設の尾形さんも仙台の仕事の合間を縫って点検に来てくださり、安全を確認してくださいました。本当に 感謝感謝です。
 園庭は、地割れと石垣の損傷があり、前向きな改善を目指し既に3月26日から改善をスタートしました。その際、庭の桜の木を5本切ることとなりました。春にはうすピンクの花をさかせ、夏には葵い葉で木陰をつくり、秋には紅い葉で彩り、冬には葉を落としひなたを作ってくれた 優しい桜の木です・・・。佐久間さんと枝を集め、水差ししたものを、先生たちやボランティアの方たちと「被災ど根性桜」と勝手に名付け避難所や物資を届けてくださった方々にお配りしました。この桜が咲くのと一緒に、少しでも 一人ひとりの心に希望が咲きますように・・・そんな願いを込めました・・・。
 そして、佐久間さんが水差ししてくれた桜が咲きました!
 私達の心に希望の花が咲いた印です。4月5日(火)10:00「卒業証書を渡す会」を行うことといたしました。卒園児の保護者の皆様には、お知らせいたしましたが、自主参加での催しです。もし、自主参加で、お祝いに来てくださる方がいらっしゃいましたら・・・そんな思いで
ホームページに掲載いたしました。
 
 
実は、卒園式に小さなコンサートをしようと卒園児と保護者の方には内緒で準備をしていました。夕暮れ保育に来てくれている音楽家のムーちゃんのピアノで卒園児のちょみちゃんに「糸」という歌を歌ってもらう予定でした。「ほうとく町」を創りあげた子ども達から、私達はたくさんのことを学びました。一人ひとりが糸となって出会う「仕合せ(しあわせ)」そして、「幸せ」を創っていくこと・・・。国語の辞書でしらべたら、「仕合せ(しあわせ)」とは、「運命のめぐりあわせ」と言う意味だそうです。今、このような状況下の中で巣立っていく子ども達に感謝をこめて・・・。     
  「糸」
なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない

どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない


なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささく

こんな糸が なんになるの
心許(もと)なくて ふるえてた嵐の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
              作詞 中島みゆき

by houtoku-kids | 2011-04-03 15:29 | こんにちは!きょうこです。

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