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絵本と子どもの風景

 5月第2週目のある日幼稚園をぐるりひとまわりし、ふっと気付いたことに、ほうとくの子ども達が実に良く絵本や図鑑を手にし、魅入り、読みふける姿に出会うことです。
それは、 まるでご飯を食べるのと同じようにごくごくあたりまえのように生活の中で、絵本や本が暮らしの中にある風景なのです・・・・。


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三歳児の保育室のソファーに座り、撮影に来ていたカメラマンに自分の好きな絵本をみせる男の子その傍らで、自分の番を待つ男の子・・・。幼稚園の生活の中に子どもが自ら絵本や本を楽しむ場所と時間 があることが大切だと思うのです。。。

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本を楽しむ仲間がそばにいる安心感・・・・。3歳児の傍らで、2歳児も本を開き、次に展開する世界との出会いを楽しんでいるように見えました。

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 それぞれの、興味や関心のある世界に入り込み自由に旅する楽しさ・・・・
 国旗の本に魅入る男の子・・・文字は逆さまになっています。色合い・形・模様などの美しさやに心を動かしているのかなあ~。動物の絵本を見ながら自分で創った“かわいいでたらめ話”で絵本を楽しむ女の子・・・このクリエイティブを楽しむ心はきっと未来の絵本作家!?


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先生の声で仲間と身体を触れ合ってよみ聞かせてもらう楽しさと心地よさ・・・・
絵本の世界へ橋渡しをしてくれる案内役の大人がいることがとても大切です・・・。


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先生に、読んでもらった本を、先生にななりきって絵本の世界と、先生に読み聞かせてもらった時の楽しい時間をなぞる楽しさ・・・・
 先生の口調までそっくり!文節や抑揚をまねながら言葉の意味を理解していくのでしょうね・・・。


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 自由な遊びの時間にぬいぐるみに身体を預け、ゆったりと絵本を読んでもらう子どもたち。 
 
 子どもにとって本は心を癒し、開放し、元気付け、時空を超えて想像の世界を旅させ、生活の質を豊かにしてくれるものだとおもいます。お母さんや、お父さんにも小さい頃から心に残っている絵本が一冊ありませんか?
私自身、子どものころの情景や風景と共に心に残る愛おしい本があります。大人になって、子どもと共にその絵本を楽しむときもなんだかその時の切なさがこみあげてきます。きっと、ほうとくの子ども達は幼稚園の暮らしの中でそんな大切な「本との出合いと絆」を今、結んでいるのだと思います。
 本を読むことが、文字の読み書きや教科書の朗読の先取りに重点が置かれたり、冊数の量によってい子どもの読書の質を問うようなことへ子ども達をかきたてしまうようにならずにいたいと思います・・・。

# by houtoku-kids | 2010-05-18 22:34 | 季節の絵本

母の日って・・・

     母の日って・・・
大好きなおかあさんに「ありがとう」を伝えるうれしい日・・・
   

◆自分を産み育ててくれたお母さんの存在をあらためて感じる日・・・
    ◆ 自分を大切にしてくれているお母さんへの感謝の気持ちを、
            いつもよりちょっとぴり大きくする日・・・

 子ども達は、世界一、いいえ宇宙一おかあさんが大好きです。そのお母さんに「ありがとう」を伝える「母の日」は子どもにとってとてもうれしく特別な日だと思います。
 ほうとくようちえんでは、上記の願いを持って年少・年中児には「お母さんに好きなところを伝えよう」の内容で発達を捉え活動をしています。

◆年少児は、お母さんが自分の世界!自分が楽しいことは全部お母さんに見せたいし、お母さんに感じてほしいのです。お母さんと離れて一人で過ごす幼稚園で、始めて自分のクレパスで描いた絵は「ママに持っていく!!」となります。先生に大切に台紙に貼ってもらって、ママの好きな食べ物のシールを沢山貼り、リボンをつけたクレパス画を子どもたちは「バック!! お買い物する」と園内中を持って歩いてお買い物ごっこが始まりました。保育者の意図を超える子ども達の柔らかく楽しい発想に、予定を微調整し「写真つき壁掛け」から「バック」に変更となりました!!そこに、「バックに写真を貼るよりストラップよね!!」と先生のひと工夫で、“子どもの顔つき着ぐるみストラップ”をバックにつけました。
 母の日には、バックを持って子どもと「お買い物ごっこ」を楽しんでくださる事と思います。そして、顔つき着ぐるみストラップはぜひ、お母さんの本物のバックにつけて肌身離さずいてほしいなあ・・・・。

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◆年中児では、お母さんの仕事について考えながら、お母さんのことを様々に話し合いました。中でも、陽気なきく組らしく「家のお母さんは忘れんぼうだよ!」合戦から、子ども達がちょっと抜けちゃっているお母さんをこよなく愛していることが伝わりました。そこで、お母さんに身近な素材を使ったクラフトでのメモ帳を製作しました。大好きなお母さんのことを考えて選んだ、台紙の色や、ママがすきそうな柄、「ボクのママにはこれがにあうと思う!」「わたしのまま、水色好きだからこれにしよう!」などなど製作の過程そのものがお母さんを思う時間となりました。とてもセンスのよいメモ帳が完成しています。お迎えにいらしたお母様に「ママ!!これね、ボクとママで使うメモ帳だからね。ママいつもありがとうね!!」と幼稚園の玄関前で、映画のシーンのようなママと子どもたちの姿が行き交っていました。

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◆年長児は、“母の日”にはお母さんに「ありがとう」と伝えるほかに、どんな伝え方があるか相談し合いました。「手紙をかく」「絵を描く」「お手伝いをする」など・・・。ここで子ども達に感じてほしいことは、気持ちをこめることの大切さ、健康な体と命を捧げることです。年長児は一人ひとりが、お母さんに必要なこと、喜んでくれるお手伝いをする「お手伝い券」を作りました。チケットには一人ひとり、「お布団をたたむ券」や「洗濯ものをたたむ券」「マッサージ券」「ダイエットを手伝う券」などなどお母さんの人柄や家族の文化が垣間見られる楽しい「お手伝い券」がいっぱいでした。そして今日、「はなまつり」おしゃか様のお生まれになら日を年長児の保護者の方に参加していただき、「命」を授けてくれたお母さんに感謝をする日を過ごしました。お釈迦様の誕生したときのお姿「誕生仏」のとなりには年長の子ども達が誕生したときの姿「誕生写真」が飾られました。お母様に「○○ちゃんが、生まれたときお母さん泣いちゃったでしょう」と訪ねると、どのお母様も「泣いちゃいましたね・・・」とてもやししい微笑でこたえて下さいました。お母様やお父さん、おばあちゃんの膝の上でその答えを待っている年長児の顔はとても喜びに満ちていました。
 きっと小さなお手伝いチケットには子ども一人ひとりが自分の行為でお母さんのために贈る贈り物がたくさん詰まっていて、母の日には貼り切ってお母さんのために自分の力を発揮してくれると思います。・・・・但し、このやる気が持続くされるかは????です。けれど、子ども達がやがて大人になったとき花開くにちがいありません。乞うご期待!!

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   一人ひとりが自分の「ありがとう」をお母さんにおくります・・・・。

# by houtoku-kids | 2010-05-08 19:53 | こんにちは!きょうこです。

生まれた記念日


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  コサージュ:つくし   カード:いもむしごろごろ 
今日は、2010年度はじめてのお誕生日会でした。園長先生から「誕生日は大切な日だよ。一人ひとりが生まれた記念の日だからね。みんなでおいわいするんだよ」 とやさしく短いお話がありました。ほうとくようちえんでは一人ひとりの誕生を喜び合う、そして、お母さんに感謝をする日として大切に行っています。ですから、手渡される贈り物も、誕生日会の時間も大切に丁寧にしています。2010年度も暖かい心のこもった誕生日会でスタートできました。
誕生会なるほど なるほど~ ノ巻き 「1つ一1に願いと意味をこめて・・・」
コサージュを贈るわけ・・・◆自然を大切にする ほうとくの保育・時期時期の庭、はわんぱく山の草花へ子どもも保育者も園児の家族も興味や関心、親しみや愛着が持てるように!毎回、先生達が作ります。
カードを贈るわけ・・・・・・・◆言葉を大切にしている ほうとくの保育・「言葉は知性」言葉が自分の思いを伝える大切な媒体であること、文字で自分の思いや思想などを表現できることを子ども達が感じます。ですから、複数の先生が、複眼で見た子どもへメッセージを書いておくります。毎年、カードにテーマをもたせ、今年は「わらべ歌」をテーマしました。なにより、カードから「先生は ぼく、わたし」を愛してくれる大人なんだを感じてくれることを願っています。
アトラクションを贈るわけ・・◆楽しみを共感する ほうとくの保育・表現することの楽しさ、表現者としての保育者はそのまま子どものモデルであり憧れです。子どもに良質の文学や芸術を大好きな先生の笑顔で見せてくれることが最も大切です。
年長の贈り物のわけ・・・・・◆子どものための子どもによる保育・ほうとくは幼稚園は子どもが主体です。最年長の年長が幼稚園の一員としてみんなのために自分が工夫してそれを喜んでもらう経験を積むことが大事です。しかも、贈り物は丁寧に心を込めることを感じる経験です。

・・・・・そして、今年度のおまけ! 先日、映画を見に行った折に、『貴方の誕生日の新聞をコピーします!』という自動販売機を発見!「まあ、ワタシの誕生日も!!」と100円を握り締め自販機の前へ!! 無い!!無い!!「ワタシの19××年の6月1日が無い!!差別じゃないか~」と思いながら・・・「あっ!!今年のお誕生日会にはその月ごとに、こんな時代だったよ。こんなことが話題だったよ」と新聞のコピーを参加してくださったお母様に差し上げようと思いつきました。ほうとくのお母様方は、誕生会や保護者会でも良くお話を聞いては、メモを取るお母様方も沢山いらっしゃいます。お話のお礼もいいけど、誕生日の新聞なんてのもどうかしら?!そんなヒラメキです。
 4月は福島民報の切り抜きから絵本作家で工学博士の加古里子(かこ・さとし)さんの記事をコピーいたしました。加古さんと言えば「だるまちゃんとてんぐちゃん」の絵本でお父さんやお母さんも懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。機会がありましたら是非、お子さんと一緒にお楽しみください。

# by houtoku-kids | 2010-04-27 15:17 | こんにちは!きょうこです。

ほうとく イン ワンダーランド!?

日曜日のこと・・・・
  卒園児が3人でままごとハウスのペイントをしてくれました。
古くなったペンキを落として、新たにペイント!
テーマは「ほうとく イン ワンダーランド」とのこと。「今、アリス イン ワンダーランドはやっているものね!!」と知ったかぶって発言した恭子先生に
「うん、あれにでてくる、赤の女王に恭子先生が似てるから いいかと思って!」・・・・中学生ともなるといちいちもって先生を小ばかにしてくれます。ともあれ、3人の仕事ぶりは、言葉と裏腹に真剣そのもの!
 しかも、とても楽しそうに仕事をしてくれているのがとて嬉しく感じました。

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 座り込んで、レンガを製作中
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 コンパネ4枚分のペンキを3人が分担して作業してくれました。
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 こちら、不思議の世界に導いてくれるウサギさん!
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 出窓の棚には、かわいいティーポットとティーカップ!なかなかコワザが利いています!
 ハウスの中にはバラやチェッシャ猫も描かれています。
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 ほうとくマークも描かれて、さあ、この扉を開けると「ほうとくワンダーランド」の入り口です。
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 製作者の3人ありがとうございました!!
月曜日から、幼稚園の子どもたちが様々な世界を楽しめます!!本当にありがとう!!
幼稚園がいつまでもみんなのワンダーランドであり続けたいと思います。
 

# by houtoku-kids | 2010-04-26 17:00 | こんにちは!きょうこです。

本当に入園式から10日目?!

4月23日(金曜日)の年少保育室から・・・・
 「日進月歩」と言う言葉がありますが、子ども達の変容振りま「分進時歩」の速さで進んでいくように思います。4月の保育者は大忙し!「泣かせない・やらせない・困らせない」をモットーに子ども達を全身全霊で受け止めます。入園式には不安げな子どもたちも、そろそろ 安心安定しリラックスした表情と少々のイタズラをはじめてくれるようになりました。この10日間で、ちゃんと自分の居心地の良い場所を園に創った子ども達です。子どもって、やっぱり すごい!!

さて、今日はおやつにみんなで、ホットケーキを作っていただきました
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一人ひとり、まぜまぜ!甘い香りと滑らかな生地を混ぜ合わせる感触!お母さんみたいにお料理できるうれしさ!新米年少さんの心にフィットする楽しい活動です。
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「これは○○ちゃんの分、これは△△チャンの分・・・・」一人ひとり名前を呼びながら先生がホットプレートに生地を流し入れてくれます。子どもは目で、耳で、鼻で口でまさに、全身で「先生は、ボク・ワタシをちゃんと大事にしてくれる大人なんだ!ボク・ワタシは受け入れられて愛されてるんだ!」ということをココロに刻んでいきます。
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ホットケーキの焼ける香り、膨らむ様子、この時間は本当に幸せな時間です。みんなが笑顔になって、かわいらしいおしゃべりや鼻歌で心地良く穏やかな雰囲気が保育室にあふれていきます。この「心地よい」という「快の感覚」で子ども同士が出会い時間や空間を共有し味を分かち合うことはとても大切なことだと思います。
 大好きなお母さんから離れてはじめての「社会」が安心と喜びで自分たちを受け入れ居心地のよい場所であったら、子ども達は未来への希望や人への誠実な関心を寄せる人間になるのだと思うのです・・・。
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「うーん!こんな美味しいの食べた事ないよ!」最後に焼いてもらった大きなホットケーキをみんなで分け合っっていただいたら、こ~んな幸せなお顔になりました。
「人は人の中でしか人間になれない」・・・・社会的欲求を持つ人間にとって、幼児期に大切なことは、教科の枠よりも広く多様で良質な実体験、生身の人と関わる体験なのではないでしょうか・・・・。さて、昨今、「料理脳」と言う言葉がよく聞かれるようになりました。料理をしているときの脳はとても良く活性化しているとのこと・・・。今日の子ども達は脳がかなり活性化し賢くなっている!?はず?なんだけどな~。結果はまだまだ先のお楽しみですね。

# by houtoku-kids | 2010-04-23 16:00